エンジン交換 -15- ノックセンサー系 点検 修理 GD-TT2

スバル サンバー

走行中に「POWER TRAIN」ランプが付いてしまったGD-TT2の修理です。
メモリーリードチェックで、ダイアグノーシスコードが「22」でした。

Dチェックでも、ダイアグノーシスコード「22」が出るので、一時的な症状ではないようです。

ダイアグノーシスコード「22」の定義は、「ノックセンサー系:オープン/ショート」となっています。

ショートであれば、センサーの故障か配線の異常が疑わしい、
オープンであれば、センサーの故障か配線の異常、とりわけコネクターの接続不良が疑わしい。。。かな?

再組付後の試運転で異常が出たのですから、部品の故障というよりは組み付け不良の可能性を考えた方が、現実的な気もします。

というわけで、配線のチェックから始めました。
運転席をはずして、ECUをはずし、コネクター(22P)をはずしました。

回路図上では「R134」とされるコネクター(22P)の5番ピンに接続されている白色のコードが、ノックセンサの信号線です。

ノックセンサは圧電素子らしく、ボディーアースに対する電圧信号を発生するようです。

「R134」の5番ピンと、ボディーアースの導通を確認すると、オープン状態のようでした。
だとすると、センサーから「R134」までの配線の何処かの故障または断線が疑わしい。

センサーとECUの間には、センサー部のコネクター「E5」と、エンジンハーネスとボディーハーネスの接続部のコネクター「R100」の2箇所で、コネクター接続があります。
コネクター毎に区切られる区間での断線を調べることにしました。

ノックセンサーは、インテークマニフォールドの真下にあります。
写真でも、インテークマニフォールドの下にノックセンサーが写っているのですが見えづらく、また手も入れられない場所です。

インテークマニフォールドの下をのぞき込むと、ノックセンサーが見えます。
写真中央のボルト止めされた黒い部品が、ノックセンサーです。

インテークマニフォールドを完全にはずすには、クーラントの配管もはずすことになって、クーラントを抜いたり、後でまた入れたり、エアー抜きをしたりという必要があって、面倒です。

そこで妥協策として、クーラントの配管をつないだままインテークマニフォールドの取り付けボルトをはずし、エンジンから浮かして隙間に手を入れ、ノックセンサーの配線をチェックしました。

センサー部のコネクター「E5」をはずし、ECU直前の「R134」の5番ピンとの間の導通を確認すると、やはりオープンでした。

エンジンハーネスとボディーハーネスの接続部のコネクター「R100」を分離して、2つに分かれたそれぞれの区間の導通を確認しようとしましたが、入り組んで狭いのでプローブを当てられず、断念しました。

「R100」を再接続して、もう一度「E5」と「R134」の間の導通を確認すると、今度は導通しました。
どうやら、「R100」の接続が不十分だったようです。

センサーの状態も確認したいところですが、取り外すには手が入らなくて難しいのと、外せても良否の判断基準が定かでないので、そのままDチェックを行うことにしました。

Dチェックの結果は、OKとなったので、これで「POWER TRAIN」ランプが点灯した原因は排除できたと思われます。

テスト走行と給油、ついでに買い物も済ませて50kmほど走り、快調でした。

いやはや、エンジンを降ろすところから始まり、長いプロシージャでしたが、これで本当にエンジン換装の作業を完了できたようです。

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